

ミネラルは、身体を動かすエネルギーになるような栄養素ではありません。
しかし、脂質やタンパク質などと同様に五大栄養素に数えられる栄養です。
そのため、人間にとって必要不可欠な成分ともいえます。
種類によって働きは様々ですが、骨や細胞、ホルモンなどと密接な関係があり、
身体の機能が正常に働くように調整してくれる大切な役割を持っているものが殆どです。
その代表的な例として挙げられるのが、カルシウムやマグネシウム。
その他にもカリウムやナトリウム、亜鉛、鉄などがあります。
それぞれのミネラルの必要量はわずかではありますが、不足した場合でも過剰に摂取してしまった場合でも身体にトラブルが起きてしまいます。
そのため、しっかりと管理する必要があるのです。
さらに、複数のミネラルが互いに影響を与え合って機能しているミネラルも存在します。そのため、しっかりとバランスを考えなければいけません。
また、ミネラルは身体で生成することがきわめて難しい成分です。そのため、食事から摂取するしかありません。もちろん、バランスの良い食事をとれていれば何かが不足するということは殆どないのですが、種類によっては過剰摂取や欠乏に注意しなければいけないものもあります。
その点を意識して、規則正しい食生活を送りましょう。
コエンザイムQ10はコレステロールを低減して、血液をキレイにしてくれます。 そのため、コエンザイムQ10は結果的に動脈硬化や生活習慣病を防いでくれるのです。
では、ミネラルはどうでしょうか?
ミネラルと生活習慣病はどのような関係があるのでしょうか?
そのもっとも代表的な例としては、ナトリウムがあります。
ナトリウムはいわゆる食塩の成分です。
塩分の過剰摂取は血圧の上昇につながるため、高血圧の原因になります。
そして、肥満(メタボリックシンドローム)の原因にもなるわけです。
しかし、もちろん身体に必要不可欠な栄養であるということは言うまでもありません。現代人の生活では過剰摂取しがちなのです。
そんなナトリウムを対をなす栄養がカリウムです。
カリウムはナトリウムの排出を促す効果があり、それぞれのバランスが非常に重要となります。現代人の暮らしが、ナトリウムに偏りがちだという事は、紛れもない事実ですから、基本的には、カリウムを意識的に摂取する必要があります。
それが結果的に生活習慣病の予防につながります。
そして、カルシウムもナトリウムの排出と関係していると言います。
また、亜鉛やクロムなどのミネラルはコエンザイムQ10と同様に、
コレステロールの値を正常にしてくれる効果があります。