

血圧は健康状態をはかるために非常に重要な役割を果たします。
血圧が低すぎれば、身体に栄養や酸素がいきわたらなくなり、
どうしても元気が出ないような身体のだるさを訴える原因となりますし、
血圧が高すぎれば、動脈硬化の原因となります。
動脈硬化が進展すれば、心筋梗塞や脳梗塞につながるので、
早めに改善しなければならないと考えられていますが、それにはコエンザイムQ10などの健康成分が効果を発揮すると言われています。
コエンザイムQ10を摂取するならサプリメントがおすすめ。
血圧が気になる人は、早めに対策をはじめましょう。
しかし、そもそも血圧とは、一体どんなものなのでしょうか?
ここでは、詳細のひとつである収縮期血圧と拡張期血圧について解説します。
血液を身体にまんべんなく流す原動力は一体なんでしょうか?
それは心臓の持つポンプのような作用が大きく関係します。
そして、心臓は収縮している間は血液を大動脈内に送り込みますが、
拡張している間には、大動脈へは送られていきません。
そのため、もし大動脈が井戸の管のように硬く、弾力に欠けるものであれば、水を流そうとポンプのレバーを押し下げている間は水は流れますが、レバーを上げている時は、流れが完全にとまってしまいます。
細胞は絶えず血液を必要としていますから、これでは心臓は役割を十分に果たしているとは言い難いでしょう。
しかし、当然のことながら、私たちの身体に流れている大動脈というパイプには弾力が十分に備わっています。そのため、上記のような心配には及びません。
つまり具体的に説明すると、心臓が収縮した時に一気に押し出した血液は、大動脈が膨らみながら受け入れてくれるのです。そして、これは心臓から押し込まれた血液の圧力をセーブしながら受け入れるという意味合いも持っているのです。
そして、心臓が拡張しはじめると血液が大動脈から心臓に逆流しないために弁が閉じるという仕組みがとられています。さらに、心臓から血液が押し出されない時期にはいったん広がった大動脈が自己の弾力性によって元の姿に戻ろうとするので、血液は休むことなく下流へと流れていくのです。
この仕組みが、血管に流れる血液の量を常に殆ど一定の状態にしてくれます。
ちなみに、そんな背景があることから、毛細血管の手前の動脈では血液がたくさん流れる時期とゆっくりと流れている時期が交互に繰り返されることになります。そして、それゆえに血圧もそれに伴って上下するのです。
それが、収縮期血圧と拡張期血圧と言われています。