

血圧とは、動脈の壁を押し広げる血液の圧力のことです。
そもそも、私たちの身体の中では全身に送り出される血液によって生命機能を維持していますが、その血液は心臓からポンプのように押し出されています。
そして心臓から出発した血液は、大動脈から動脈を通り、そして細動脈、毛細血管という順番で全身にいきわたり、酸素と栄養素を運びます。
その後は、静脈から大静脈へと流れて心臓へと戻ってくるのです。
このように、私たちにとって必要不可欠な存在である血液は、身体中に張り巡らされた血管というレールを通っています。
そして、そのレールにも様々な種類があるのです。
この様々な血管は、それぞれに異なる血圧を持っていると考えられています。
さらに、同じ動脈であっても大動脈と末端の細動脈では血圧に大きく差があると考えられているのです。
もちろん、身体のどの部位で計測するかによっても数値は違います。
では、一般的な血圧はどの血管を指すのでしょうか?
その答えは「動脈圧」です。
これは文字通り、動脈壁を押し広げる血圧を指しています。
冒頭で説明したとおりです。
人間の身体は起きているときはもちろんですが、寝ている時でも絶えずエネルギーを燃やし続けて活動が行われています。
もちろん無意識に行っていることではありますが、全身の約60兆個とも言われている膨大な数の細胞がエネルギーを生産しているのです。
その際に使用されているのが、血液によって運ばれてくる酸素と栄養素です。
だからこそ、血液も一日中つねに流れ続けなければいけません。
特に重要と言われているのは酸素です。
酸素は、血液の中では特に赤血球と呼ばれるものにくっつき運搬されています。
この血液の循環が途絶えれば、生命の維持が出来なることを指すのと同義とも考えることが出来るでしょう。
そもそも血液は、心臓が収縮と拡張を繰り返すことによって全身に送られます。
心臓から血液が動脈に送られるときの圧力は、すなわち血圧とも考えられますが、これがある程度保たれていないと、全身に血液を循環させることが難しくなってしまいます。
その点から考えれば、血圧が低いことは健康上、良い事とは言えません。
しかし、血圧が高ければ高いほど良いのかと言えば、そんな事はないのです。
強い血圧が加わり続けた場合には血液が通るレールである血管そのものが損傷してしまうリスクがあるからです。
血圧が高すぎると良くないというのは、大事な血管を傷つけることになるというのが最大の理由と言えるでしょう。
そのため、高血圧は避けなければなりません。
それをサポートするのがコエンザイムQ10なのです。