

1.コエンザイムQ10がサプリメント化するまで
2.コエンザイムQ10を摂取するメリットとは?
3.まとめ
コエンザイムQ10が発見された時期は、1950年代に遡ります。イギリスの学者が牛の心臓から抽出し、当時はユビキタスと命名されていました。その後、1985年にアメリカの学者によって化学構造が判明します。
しかし、コエンザイムQ10の化学構造は非常に複雑で、大量生産は困難を極めました。アメリカの製薬会社も匙を投げていた時、日本の研究者がコエンザイムQ10の量産化のための研究に踏み出します。
そしてコエンザイムQ10特有の「イソプレン鎖」の並び方に着目し、桑の葉の脂質に含まれる物質から、世界で初めてコエンザイムQ10の合成を成功させます。
2001年になり、コエンザイムQ10は食品として認可を得ました。それからはダイエットやアンチエイジングなどに役立つ成分として活用されています。
コエンザイムQ10は人間にとって無くてはならない成分ですが、サプリメントに用いられるようになったのは19世紀に入ってから。それだけ複雑で生産が困難だったということでしょう。
コエンザイムQ10の主な働きは以下の通りです。
・アンチエイジング
活性酸素を除去し、老化を防ぎます。
・疲れにくい体作り
代謝を高めてエネルギー産生を補助し、疲れにくくします。
・美肌ケア
アンチエイジングと代謝UPによって肌のターンオーバー(生まれ変わり)を正常化し、若々しいハリのある肌に導きます。
・いびきを防止する
いびきの原因は、筋肉の緩みで喉が狭くなり、空気が通りにくくなることです。コエンザイムQ10は代謝を上げて筋肉の働きを良くするため、いびきの防止に役立ちます。
・免疫力を上げる
活性酸素は免疫力を低下させる物質です。コエンザイムQ10によって活性酸素が減少すると、免疫力が上がります。
以上のメリットから、コエンザイムQ10は特に「アンチエイジング」「健康維持」「いびき防止」を目的として摂取されています。
コエンザイムQ10には還元型と酸化型の2種類があり、従来のサプリメントには体内に吸収しにくい酸化型が用いられてきました。しかし還元型を用いているサプリメントも増えてきているので、もしもコエンザイムQ10をサプリメントで摂取したいなら、還元型を用いている製品にして下さい。
コエンザイムQ10は1950年代に発見され、その後日本で大量生産に成功します。2001年には食品として使用することが認められました。特にアンチエイジングや健康維持・いびき対策で効果を発揮すると言われています。摂取する場合は、吸収しやすい還元型のコエンザイムQ10が配合されているサプリメントを使用しましょう。