

コエンザイムQ10は、疲労回復や疲れにくい体作りに役立つ成分であると言われています。ここでは加齢によって疲れやすくなる原因と、コエンザイムQ10を飲んでその疲れやすさが解消される理由をまとめました。
1.加齢によって疲れやすくなるのはなぜ?
1-1.新陳代謝の低下
1-2.疲労回復物質の減少
1-3.栄養素の不足
1-4.ミトコンドリアの機能低下
2.コエンザイムQ10で疲れにくくなる理由
3.まとめ
コエンザイムQ10で疲れにくくなる理由を述べる前に、なぜ歳を取ると疲れやすくなるのか知っておくと理解が深まります。
人は歳を取ると、以下の4つの原因により疲れやすくなります。
1-1.新陳代謝の低下
古い細胞が新しい細胞に生まれ変わることを、新陳代謝と言います。新陳代謝が低下すると、疲労の回復が遅くなり、疲れが溜まりやすくなります。
1-2.疲労回復物質の減少
日常生活で生まれた疲労物質を回復する物質を、疲労回復物質と言います。若い人は疲労物質と疲労回復物質のバランスが保たれているため、疲れがすぐに癒されやすいもの。しかし、歳を取ると疲労回復物質の量が減少し、疲労が溜まりがちになります。
1-3.栄養素の不足
人は歳を取ると、栄養素の吸収効率が落ちます。必要量の栄養素が吸収されなくなるため、疲労回復に必要なビタミン・ミネラルが不足して疲れやすくなります。
1-4.ミトコンドリアの機能低下
加齢によってコエンザイムQ10の量が減少すると、細胞小器官”ミトコンドリア”が十分に働けなくなります。ミトコンドリアは栄養素のエネルギー変換を担っている小器官であるため、機能低下すると疲れやすくなります。
コエンザイムQ10の摂取によって対応できる原因は、「新陳代謝の低下」と「ミトコンドリアの機能低下」です。次はコエンザイムQ10が体を疲れにくくする理由を確認しましょう。
コエンザイムQ10は、ミトコンドリアを動かすために必要不可欠な成分です。ミトコンドリアはこの成分を燃料にして、各栄養素をエネルギーに変換しています。エネルギー変換がスムーズなら、体を活発に動かせて、さらに新陳代謝が高まります。
コエンザイムQ10を摂取すると疲れにくくなるのは、ミトコンドリアが十分に働いてエネルギー変換できるように助ける作用があるためなのです。
コエンザイムQ10が不足した場合、疲れやすさだけでなく筋肉痛・息切れ・動悸などの症状も出てきます。特にコエンザイムQ10が不足しがちな中年以降の人で、これらの症状がみられる場合、ぜひ摂取を検討して下さい。
コエンザイムQ10は疲れやすさと密接な関係があります。この物質はミトコンドリアにおける栄養素のエネルギー変換を助け、エネルギッシュに活動するサポートを行うためです。疲れを感じやすくなった時は、コエンザイムQ10が不足している可能性があります。サプリメントで補えば、疲れにくい体作りに役立つでしょう。